このブログを立ち上げてから、まともな投稿をするまでに1週間もかかってしまいました...。
なかなか1日1記事投稿は、難しいですね...。
ではでは、今回採り上げるのは
言わずもがな、京都で1,2を争う知名度を誇る寺院であろう金閣寺ですが、ここで軽く金閣寺の歴史を…
金閣寺は正式名称を鹿苑寺といいますが、敷地内の舎利殿(金閣)が特に有名なため、金閣寺と呼ばれるようになりました。
金閣寺を作ったのは、室町幕府三代将軍足利義満であるのはよく知られていることですが、元々は鎌倉幕府の公卿、西園寺公経の別荘である北山第がここにはありました。
応永4年(1397年)に、義満が西園寺家から北山第を譲り受け、新たに山荘北山殿を造営しました。
義満の没後、彼の遺言に従い、夢窓疎石を開山として禅寺に改め、義満の法号である鹿苑院にちなみ、鹿苑寺と名付けられました。
つまり、金閣寺は初めは別荘だったんですね(*・ω・)
ではでは、金閣寺をどう英訳しているか見ていきましょうか。
金閣寺を訪れて、参拝料を払うと、上のような小さなリフレットがもらえます。
リフレットでは、金閣寺ではなく、金閣・鹿苑寺という呼び方がされていますね。
少々字が小さいですが、このリフレットによると、金閣・鹿苑寺は
Kinkaku(the Golden Pavilion) / Rokuon-ji Temple
と英訳されています。
金閣はGolden Pavilionと英訳すると、金閣の豪華絢爛さ、派手さが表現できますね。
では、次に京都を英語で紹介した書籍ではどうでしょうか。
この頃、京都、ひいては日本を英語で紹介している書籍が数多く出版されています。
日本の国際化、観光立国化への意識が高まってきているともいえますね。
ただ、日本人よりは外国人のほうが、金閣をthe Golden Pavilionと英訳する傾向が強いように思います。
金閣寺を単にKinkakujiとローマ字化しても、あまり目を惹くようなものにはならないですしね...。
主観ですが、日本人が金閣寺をThe Temple of the Golden Pavilionと言えたらカッコよくないですか?(笑)
金閣寺を語る上で忘れちゃいけないのが、小説の存在ですね。
三島由紀夫の『金閣寺』、水上勉の『金閣炎上』、どちらも1950年に実際にあった金閣放火事件を題材に用いた小説です。
実は、今現在目にすることができる金閣は1950年の焼失後に、5年の歳月をかけて復元されたもの、つまり、2代目です。
私も、こういう観光英語に対する興味、関心を持ち始めてから知りました。
恥ずかしながら、私は三島由紀夫の『金閣寺』も手元にあるだけで完読できていません。
水上勉の『金閣炎上』 においては、最近まで存在すら知りませんでした。
まだまだ不勉強ですね...。
ここでは三島由紀夫の『金閣寺』を少し採り上げたいと思います。
実は、この三島由紀夫の『金閣寺』は、アイヴァン・モリスという翻訳家によって英訳され、その英訳版のタイトルは”The Temple of the Golden Pavilion”となっています。
近年、多くの日本文学界の名作が英訳されていますが、この『金閣寺』も”The Temple of the Golden Pavilion”という名で世界中の人に読まれている点を考えると
金閣寺=The Temple of the Golden Pavilion
というのは、一種の常識となっていくかもしれませんね。
しかし、それを常識とするためには、もっともっと日本人が観光立国化に対して興味や関心をもつ必要がありそうですね。
果たして、今日の日本、特に京都に住む人たちの中で、どれぐらいの人が金閣寺をThe Temple of the Golden Pavilionと海外の観光客に紹介できるでしょうか...。
金閣寺の魅力はなんといっても豪華絢爛な金閣(舎利殿)であり、Goldenという単語を用いて、その外観を英訳に表せると、海外の観光客にも喜んでもらえるような良い英訳となる。
と、最後にまとめたいと思います。
ここまでの稚拙な文、お読みいただきありがとうございます。
Good English, Good Japan
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なかなか1日1記事投稿は、難しいですね...。
ではでは、今回採り上げるのは
金閣寺
です。言わずもがな、京都で1,2を争う知名度を誇る寺院であろう金閣寺ですが、ここで軽く金閣寺の歴史を…
金閣寺は正式名称を鹿苑寺といいますが、敷地内の舎利殿(金閣)が特に有名なため、金閣寺と呼ばれるようになりました。
金閣寺を作ったのは、室町幕府三代将軍足利義満であるのはよく知られていることですが、元々は鎌倉幕府の公卿、西園寺公経の別荘である北山第がここにはありました。
応永4年(1397年)に、義満が西園寺家から北山第を譲り受け、新たに山荘北山殿を造営しました。
義満の没後、彼の遺言に従い、夢窓疎石を開山として禅寺に改め、義満の法号である鹿苑院にちなみ、鹿苑寺と名付けられました。
(参考:金閣寺ホームページ)
ではでは、金閣寺をどう英訳しているか見ていきましょうか。
金閣寺を訪れて、参拝料を払うと、上のような小さなリフレットがもらえます。
リフレットでは、金閣寺ではなく、金閣・鹿苑寺という呼び方がされていますね。
少々字が小さいですが、このリフレットによると、金閣・鹿苑寺は
Kinkaku(the Golden Pavilion) / Rokuon-ji Temple
と英訳されています。
金閣はGolden Pavilionと英訳すると、金閣の豪華絢爛さ、派手さが表現できますね。
では、次に京都を英語で紹介した書籍ではどうでしょうか。
この頃、京都、ひいては日本を英語で紹介している書籍が数多く出版されています。
日本の国際化、観光立国化への意識が高まってきているともいえますね。
①:Kinkaku-ji
(槇野 修著 『対訳 寺社を歩けば京都がわかる』 2010年)
②:Kinkaku Temple
(広瀬 直子著 『1分間英語で京都を案内する』 2014年)
③:Kinkakuji, the temple of the Golden Pavilion
(アダム・フルフォード英文作成 『英語で京都を案内できますか?』 2011年)
④:Kinkaku-ji('the Golden Pavilion')
(ジョン・モリス英文翻訳 『楽しく歩ける!楽々わかる!英語対訳で旅する京都』 2014年)
⑤:Kinkaku-ji Temple(Golden Pavilion)
(マーティン・ピディントン&ステュワート・ワックス監修 『気軽に英語でおもてなしin Kyoto』
2008年)
ここで採り上げた5冊は全て京都のことを英語で紹介した書籍です。比較的、最近の書籍を採り上げてみました。
これらはほんの一部に過ぎませんが、5冊採り上げただけでも色々な金閣寺の英訳がありますね。
一体、どの英訳が一番いいんでしょうかね...( ´・ω・`)
ただ、日本人よりは外国人のほうが、金閣をthe Golden Pavilionと英訳する傾向が強いように思います。
金閣寺を単にKinkakujiとローマ字化しても、あまり目を惹くようなものにはならないですしね...。
主観ですが、日本人が金閣寺をThe Temple of the Golden Pavilionと言えたらカッコよくないですか?(笑)
金閣寺を語る上で忘れちゃいけないのが、小説の存在ですね。
三島由紀夫の『金閣寺』、水上勉の『金閣炎上』、どちらも1950年に実際にあった金閣放火事件を題材に用いた小説です。
実は、今現在目にすることができる金閣は1950年の焼失後に、5年の歳月をかけて復元されたもの、つまり、2代目です。
私も、こういう観光英語に対する興味、関心を持ち始めてから知りました。
恥ずかしながら、私は三島由紀夫の『金閣寺』も手元にあるだけで完読できていません。
水上勉の『金閣炎上』 においては、最近まで存在すら知りませんでした。
まだまだ不勉強ですね...。
ここでは三島由紀夫の『金閣寺』を少し採り上げたいと思います。
実は、この三島由紀夫の『金閣寺』は、アイヴァン・モリスという翻訳家によって英訳され、その英訳版のタイトルは”The Temple of the Golden Pavilion”となっています。
近年、多くの日本文学界の名作が英訳されていますが、この『金閣寺』も”The Temple of the Golden Pavilion”という名で世界中の人に読まれている点を考えると
金閣寺=The Temple of the Golden Pavilion
というのは、一種の常識となっていくかもしれませんね。
しかし、それを常識とするためには、もっともっと日本人が観光立国化に対して興味や関心をもつ必要がありそうですね。
果たして、今日の日本、特に京都に住む人たちの中で、どれぐらいの人が金閣寺をThe Temple of the Golden Pavilionと海外の観光客に紹介できるでしょうか...。
金閣寺の魅力はなんといっても豪華絢爛な金閣(舎利殿)であり、Goldenという単語を用いて、その外観を英訳に表せると、海外の観光客にも喜んでもらえるような良い英訳となる。
と、最後にまとめたいと思います。
ここまでの稚拙な文、お読みいただきありがとうございます。
Good English, Good Japan
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