ではでは、宇治市の記事第二弾。
今回は神社を3社採り上げます。
1つめは
世界文化遺産の宇治上神社です。
平等院にほど近い神社です。
余談ではありますが、この神社の御朱印はとても種類が多いです。(御朱印とは、神社仏閣を参拝した際にいただけるものです。近頃、この御朱印の収集が一つの流行となっており、かく言う私もその流行に乗っている一人です。)
宇治上神社の歴史は...
宇治上神社の創建年代などの起源は明らかではない。当社のすぐ近くには宇治神社があるが、当社とは二社一体の存在であった。
当社の境内は『山城国風土記』に見える菟道稚郎子(うじのわきいらつこのみこと)の離宮「桐原日桁宮」の旧跡であると伝え、両社旧称の「離宮明神」もそれに因むといわれる。
世界文化遺産であるのに、詳しい創建年代などは不明だそうです。
では、宇治上神社の英訳を見ていきます。
少々文字が小さくて申し訳ありませんが、Ujikami Shrine という英訳がされています。
この英訳を見るまで、私は「うじがみじんじゃ」だと勘違いしていました...。
ではでは、書籍での英訳はどうなっているでしょうか。
①:Ujigami-jinja
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今回は神社を3社採り上げます。
1つめは
世界文化遺産の宇治上神社です。
平等院にほど近い神社です。
余談ではありますが、この神社の御朱印はとても種類が多いです。(御朱印とは、神社仏閣を参拝した際にいただけるものです。近頃、この御朱印の収集が一つの流行となっており、かく言う私もその流行に乗っている一人です。)
宇治上神社の歴史は...
宇治上神社の創建年代などの起源は明らかではない。当社のすぐ近くには宇治神社があるが、当社とは二社一体の存在であった。
当社の境内は『山城国風土記』に見える菟道稚郎子(うじのわきいらつこのみこと)の離宮「桐原日桁宮」の旧跡であると伝え、両社旧称の「離宮明神」もそれに因むといわれる。
(引用:Wikipedia)
世界文化遺産であるのに、詳しい創建年代などは不明だそうです。
では、宇治上神社の英訳を見ていきます。
少々文字が小さくて申し訳ありませんが、Ujikami Shrine という英訳がされています。
この英訳を見るまで、私は「うじがみじんじゃ」だと勘違いしていました...。
ではでは、書籍での英訳はどうなっているでしょうか。
①:Ujigami-jinja
(槇野 修著 『対訳 寺社を歩けば京都がわかる』 2010年)
②:Ujikami Jinja
(ジョン・モリス英文翻訳 『楽しく歩ける!楽々わかる!英語対訳で旅する京都』
2014年)
③:Ujigami-jinja Shrine
(マーティン・ピディントン&ステュワート・ワックス監修 『気軽に英語でおもてなしin KYOTO』
2008年)
言いたいことは察していただけたら嬉しいです...。
「うじかみ」 なんか 「うじがみ」 なんか...
どっちやねん(#゜Д゜)
まあ冷静に考えたら、宇治上神社が作成しているリフレットに倣うのが正しいでしょうから、「うじかみ」 なのでしょうかね。
濁点が付くかどうかは、日本語のネイティブスピーカーである私も自信がない時が多々あります。
個人的には、濁点を付けて「うじがみ」と発音するほうがしっくりくるのですがね...。
...看板も「うじがみ」になってるけれども......
果たして、私たちは何を信じればいいのか。外国人観光客は何を信じればいいのか。
表記の統一はしっかり行っていただきたいものです。
では、二つめは...
宇治上神社の歴史内で出てきた宇治神社です。(歴史は省略→Wikipedia 参照)
場所もすぐ傍で、ややこしく、宇治神社を宇治上神社と誤解する人もいるとか。
では、宇治神社の英訳を見てみm...
と言いたいところですが、私の持っている京都を紹介する書籍の中で、宇治神社を紹介している書籍はありませんでした...。
先程紹介した看板には、Uji Shrine となっていましたが...。
先程紹介した看板には、Uji Shrine となっていましたが...。
ここでは久しぶりに英語で日本を紹介しているウェブサイトを見てみたいと思います。
①:Uji Shrine
②:Uji Shrine
③:Uji-jinja
3つのウェブサイト内で見つけた宇治神社の英訳ですが、リンク先に飛んでいただいたらおわかりいただけるかと思いますが、宇治神社単体を解説したものはなかなか見つかりません。(根気よく探せば見つかるかとは思いますが...。)
外国人観光客目線で考えれば、宇治上神社も宇治神社もあまり華やかな神社ではありません。
京都市内の金閣寺や平安神宮、前記事で採りあげた平等院などと比較すると、どうしても外観の魅力に欠けるのかもしれませんね...。
まあ寺院や神社の社(やしろ)という存在価値を考えれば、そこに観光客向けの華やかさは不要だとも考えられますしね...。
では最後、3つめの神社は...
宇治上神社、宇治神社とは少し離れたところにあります縣神社(あがたじんじゃ)です。
大きさはそれほど大きい神社ではありませんが、毎年6月に開かれる「縣祭り」が有名で、私も何度も行ったことがあります。
一見すると、あまり観光客があまり訪れなさそうな神社ですが、ここにも英語表記はありました。
看板では「あがた」は「県」となっていますが、「縣」と同じ意味だと思います。
英訳は Agata Shrine となっていました。
縣神社の歴史は...
創建年代等については不詳であるが、古くは大和政権下における県(あがた)に関係する神社と見られている。1052年(永承7年)藤原道長が別業(別荘)を寺院である平等院とする際にその鎮守としたとされる。江戸時代末までは神仏混交により三井寺(園城寺)の支配を受けた。
京都市内の金閣寺や平安神宮、前記事で採りあげた平等院などと比較すると、どうしても外観の魅力に欠けるのかもしれませんね...。
まあ寺院や神社の社(やしろ)という存在価値を考えれば、そこに観光客向けの華やかさは不要だとも考えられますしね...。
では最後、3つめの神社は...
宇治上神社、宇治神社とは少し離れたところにあります縣神社(あがたじんじゃ)です。
大きさはそれほど大きい神社ではありませんが、毎年6月に開かれる「縣祭り」が有名で、私も何度も行ったことがあります。
一見すると、あまり観光客があまり訪れなさそうな神社ですが、ここにも英語表記はありました。
看板では「あがた」は「県」となっていますが、「縣」と同じ意味だと思います。
英訳は Agata Shrine となっていました。
縣神社の歴史は...
創建年代等については不詳であるが、古くは大和政権下における県(あがた)に関係する神社と見られている。1052年(永承7年)藤原道長が別業(別荘)を寺院である平等院とする際にその鎮守としたとされる。江戸時代末までは神仏混交により三井寺(園城寺)の支配を受けた。
(引用:Wikipedia)
今回採り上げた3つの神社は、いずれも創建年代は詳しくはわかっていないとのこと。
ウェブサイトでの英訳は見てみます。
①:Agata-jinja Shrine
②:Aagata Shrine
③:Agata Shrine
3つのウェブサイトの英訳を採り上げましたが、この神社の場合も jinjaというローマ字表記を使うか否か、という点が相違点かと思われます。
(TripAdvisor のAagataというのは誤字かなと思われます。)
3つの神社の英訳を見てきて、見受けられる英訳方法は
Ⅰ:○○神社を英訳する場合、 ローマ字表記のjinjaを使った上でその英訳対象の属するカテゴリーを表すShrineを付ける、「○○(-)jinja Shrine」とする方法
Ⅱ:○○神社の「神社」をローマ字表記せずに、Shrineと英訳する、「○○ Shrine」とする方法
以上、2つの方法になるかと思います。
これは自分の感覚でしかないのですが、寺院の英訳の場合はⅠの方法、神社の英訳の場合はⅡの方法による英訳が多く見られると思います。
当然、まだまだ神社仏閣名の英訳例を集める必要がありますが。
2つの記事に渡って、京都府宇治市の神社仏閣を採り上げました。
まだまだ訪れるべき神社仏閣はありますが、今回はここまで...といたします。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
Good English, Good Japan
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