お久し振りです。Kyo-Boyです。
前回記事より3か月経ってしまいました。
実は私事ではございますが……前職を退職し転職致しました。
前職に退職する程の不満があった訳ではありませんが、目標もなくダラダラと続けることが時間を無駄に浪費しているように思えて、自分の今興味のあること、趣味を仕事にしたいと思いました。
そういう訳で、年度が変わった4月から今まで非常にバタバタしておりました。
私自身の話はこれぐらいにして、今回参拝したのは……
皆様ご存知の 金閣寺(鹿苑寺) です。
タイトルにも付けました通り、金閣寺を採り上げるのは2度目となります。
ちなみに、このBLOGで初めて採り上げた仏閣が金閣寺でした。
よろしければ、こちらもどうぞ→金閣寺の英訳①・②
金閣寺を初めて採り上げたのが、2015年7月26日でしたので、ほぼ3年ぶりとなりますね。
前回の金閣寺の記事よりも、見所を少し細かめに採り上げてみたいと思います。
英語の解説文も載せてみたいと思います。(文法、ワードセンスおかしかったらすみません)
まずは……
メインシンボルである 舎利殿(通称金閣) です。
建物全体が金色に思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に金色なのは二層と三層であり、一層は金色ではありません。
舎利というのは、お釈迦様の遺骨のことを言います。ちなみに、この遺骨と形が似ていることから白い米粒・白飯のことも舎利と言います。
舎利殿は1950年に放火により焼失しており、現在見ることの出来る舎利殿は1955年に再建された二代目です。(参考→Wikipedia)
舎利殿各層の建築方式はそれぞれ異なっています。
一層目は寝殿造で法水院(ほっすいいん)、二層目は武家造で潮音洞(ちょうおんどう)、三層目は禅宗仏殿造で究竟頂(きっきょうちょう)と呼ばれています。
We call this Golden Pavilion "Kinkaku" and the formal name is "Shariden".
In 1950, the first Golden Pavilion was burned down, but rebuilt in 1955.
The word "Shari" means relics of Buddha, so the Golden Pavlion contains them.
The 1st floor is not covered in gold.
This floor is "Shinden-style" and we call it "Hossui-in".
Shinden-style means noble-style in Heian period(about 794 to 1185).
The 2nd floor is "Buke-style" and called "Cho'on-do".
The word "Buke" means Samurai.
The 3rd floor is "Zenshubutsuden-style" and called "Kikkyo-cho".
Only the 3rd floor is Chinese architectural style.
次は……
足利義満公寵愛の 陸舟(りくしゅう・おかふね)の松 です。
金閣寺を造った足利義満公が愛した松を帆掛舟形に整えたものです。
舟形に見え……ますかね?(笑)
ただ単に成長させて伸ばしていくだけではなく、形を整えることでただの木が芸術性を持つ”作品”となるのが凄いところですね……盆栽に造詣は深くないですが(笑)。
This pine tree is called "Rikushu no Matsu(Boat-Shaped Pine)".
The builder of Kinkaku-ji Temple Ashikaga Yoshimitsu loved this pine tree.
Moreover, this pine tree is about 600 years old.
どんどんいきまして……
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前回記事より3か月経ってしまいました。
実は私事ではございますが……前職を退職し転職致しました。
前職に退職する程の不満があった訳ではありませんが、目標もなくダラダラと続けることが時間を無駄に浪費しているように思えて、自分の今興味のあること、趣味を仕事にしたいと思いました。
そういう訳で、年度が変わった4月から今まで非常にバタバタしておりました。
私自身の話はこれぐらいにして、今回参拝したのは……
皆様ご存知の 金閣寺(鹿苑寺) です。
タイトルにも付けました通り、金閣寺を採り上げるのは2度目となります。
ちなみに、このBLOGで初めて採り上げた仏閣が金閣寺でした。
よろしければ、こちらもどうぞ→金閣寺の英訳①・②
金閣寺を初めて採り上げたのが、2015年7月26日でしたので、ほぼ3年ぶりとなりますね。
前回の金閣寺の記事よりも、見所を少し細かめに採り上げてみたいと思います。
英語の解説文も載せてみたいと思います。(文法、ワードセンスおかしかったらすみません)
まずは……
メインシンボルである 舎利殿(通称金閣) です。
建物全体が金色に思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に金色なのは二層と三層であり、一層は金色ではありません。
舎利というのは、お釈迦様の遺骨のことを言います。ちなみに、この遺骨と形が似ていることから白い米粒・白飯のことも舎利と言います。
舎利殿は1950年に放火により焼失しており、現在見ることの出来る舎利殿は1955年に再建された二代目です。(参考→Wikipedia)
舎利殿各層の建築方式はそれぞれ異なっています。
一層目は寝殿造で法水院(ほっすいいん)、二層目は武家造で潮音洞(ちょうおんどう)、三層目は禅宗仏殿造で究竟頂(きっきょうちょう)と呼ばれています。
We call this Golden Pavilion "Kinkaku" and the formal name is "Shariden".
In 1950, the first Golden Pavilion was burned down, but rebuilt in 1955.
The word "Shari" means relics of Buddha, so the Golden Pavlion contains them.
The 1st floor is not covered in gold.
This floor is "Shinden-style" and we call it "Hossui-in".
Shinden-style means noble-style in Heian period(about 794 to 1185).
The 2nd floor is "Buke-style" and called "Cho'on-do".
The word "Buke" means Samurai.
The 3rd floor is "Zenshubutsuden-style" and called "Kikkyo-cho".
Only the 3rd floor is Chinese architectural style.
次は……
足利義満公寵愛の 陸舟(りくしゅう・おかふね)の松 です。
金閣寺を造った足利義満公が愛した松を帆掛舟形に整えたものです。
舟形に見え……ますかね?(笑)
ただ単に成長させて伸ばしていくだけではなく、形を整えることでただの木が芸術性を持つ”作品”となるのが凄いところですね……盆栽に造詣は深くないですが(笑)。
This pine tree is called "Rikushu no Matsu(Boat-Shaped Pine)".
The builder of Kinkaku-ji Temple Ashikaga Yoshimitsu loved this pine tree.
Moreover, this pine tree is about 600 years old.
どんどんいきまして……
足利義満公が御茶を点てる時に使用したとされる 銀河泉(ぎんがせん) です。
神社仏閣には”○○が△△に使った水”というのは多くあります。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、画像では向かって右側から水が流れてきています。
The 1st picture is the fountain called "Ginga-sen(Silver river water)".
The Japanese word "Ginga" means galaxy, but in the case of this fountain, I expect this word means "very clear".
Ashikaga Yoshimitsu used this water to make maccha tea.
ちなみに、銀河泉をGoogle翻訳にかけると……
何故、泉を fountain と英訳できなかったのか(笑)
やはり、ここは機械翻訳の弱点というところでしょうか。
次は……
鯉魚石、龍門の瀧 です。
流れ落ちる滝を鯉が登ることで龍になる、という中国の故事があります。
今では日本でも馴染み深い言葉、登竜門のことです。
岩を鯉に似せ、その鯉が登る滝を故事に倣って龍門の瀧と名付けたようです。
This rock is called "Rigyo-seki(carp-shaped rock)".
In China, there is the historical event : a carp climbs a waterfall and become a dragon.
Comparing to this event, this rock is named Rigyoseki and this waterfall is named "Ryumon no Taki(Dragon waterfall)".
続きまして……
白蛇の塚(はくじゃのつか) です。
金閣寺は足利義満によって寺院に改められたのですが、その前は西園寺家の別荘でした。
白蛇はその西園寺家の守り神とされています。
日本において、白蛇はお金をもたらすと言われています。
お財布に蛇の皮を入れておくとお金が貯まるというのは有名な話です。
案内看板によると……
白蛇は弁財天の使いであり、弁財天は智慧・弁舌・芸能・福徳を与えてくれる神で家運を盛んにしてくれる、とあります。
山口県には白蛇を祀っている神社もあります。(参拝したのは母親ですが…。)
ちなみに、弁財天について少し触れておきます。
もとはインド神話の女神・サラスバティー。
サンスクリット語で聖なる川を意味し、水の神とされてきた。
仏教に取り入れられた後、日本では水神信仰と結びつき農業神として庶民に広まる。
一方、川の流れる音は音楽にたとえられることから音楽神として信仰され、「弁天さま」の名で親しまれている。
(三宅 久雄監修 『マンガでわかる仏像』 2014年)
"Hakuja no Tsuka(White Snake's mound)" is located in the center of a pond.
Kinkaku-ji Temple was once a villa of Saionji Kintsune and remodeled as a Zen Buddhist temple by Ashikaga Yoshimitsu.
White snake is known as a guardian of Saionji family and a servant of Benzaiten(Sarasvati).
In Japan, snakes are thought of giving us money, so some people have snakeskin wallets or put a small snakeskin in their wallets.
もう後半に入っておりますが、次は……
夕佳亭(せっかてい) です。
舎利殿から紹介してきましたが、この夕佳亭は後半のほうにございます。
夕佳亭はいわゆる茶室です。
案内看板も載せましたが、字が読みにくいので夕佳亭については別途引用したいと思います。
江戸時代の茶道家・金森宗和が好んだ数寄屋造の茶席で、夕日に映える金閣が殊に佳い(よろしい)と言うことから「夕佳亭」と名付けられた茶席で、正面の床柱が有名な「南天の床柱」です。
(引用:金閣寺リーフレット)
中には入れないので遠目の写真で申し訳ないですが、赤の枠で囲んでいるところが南天の床柱です。
時間的に夕日に映える夕佳亭は見られませんでしたが…(笑)。
"Sekka-tei(Sunset Tea Room)" is a Sukiya-style room.
This name "Sekkatei" has a meaning: "beautiful appearance with sunset."
There is a famous pillar "Nanten no Tokobashira(nandina pillar)" at the center of this tea room.
この夕佳亭の傍には……
高貴な方々が腰掛けた 貴人榻(きじんとう) という腰掛があります。
This stone chair is called "Kijin-to".
Once upon a time, noble people had used this stone chair.
では、次が最後になります。
不動堂 です。
金閣寺参拝口から入館して、順路に沿って進むと最後に見られるのが、この不動堂です。
まずは、不動堂の説明から……
不動堂に祀られる本尊は弘法大師が作られたと伝えられる石不動明王で、霊験あらたかな秘仏として広く一般に信仰されています。節分と8月16日に開扉(かいびょう)法要がいとなまれます。
(引用:金閣寺リーフレット)
寺院には本尊、いわゆるその寺院で大事に祀られている仏像が必ずあります。
この不動堂に祀られているのが不動明王像……というより、不動明王像が祀られているからこのお堂を不動堂と呼ぶ、と言った方が正しいかもしれません。
例えば、お堂に祀られているのが阿弥陀如来ならば阿弥陀堂、薬師如来ならば薬師堂、釈迦如来ならば釈迦堂と呼ばれます。
ちなみに、不動明王についても少し載せておくと……
不動明王のルーツはヒンドゥー教の最高神・シヴァ神と言われている。
サンスクリット語でアチャラまたはアチャラ・ナータと言い、動かないものを意味することから「不動」と訳された。
明王の中でも最も威力があり、いっさいの悪を焼きつくして仏の道に従わない者を導き救済する役目を担っている。
(三宅 久雄監修 『マンガでわかる仏像』 2014年)
もちろん寺院なので、お線香もあげられます。(竹線香3本で50円)
Finally, you can see "Fudo-do(Acala[Fudo Myo'o] Hall)".
This hall is named after a worshiped Acala.
You can wish your trip is incredible and safe here.
今回は2度目の金閣寺を採り上げました。
このBLOGを始めて、最初の記事として採り上げたのが金閣寺でしたが、今回は前回採り上げた時の記事よりも細かめに採り上げました。
ここ金閣寺は、国内外の観光客や修学旅行生にとても人気です。
TV等のメディア露出も多い金閣寺ですが、京都に訪れた際は是非訪れていただきたい寺院です。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
ーGood English, Good Japanー
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