2018/03/01

神護寺の英訳 -京都府-

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Kyo-Boyです。久し振りの更新です。

前回の高山寺の記事から、また3か月程間を空けてしまいました……。

前回の記事で、次は神護寺を採り上げると言っていたので……












高山寺と同じく京都市右京区にあります 神護寺 を採り上げます。


始めに神護寺の歴史から……


平安京造営の最高責任者であった和気清麻呂公は、都の北西に位置し古くから紅葉の名所として知られるこの地に、愛宕五坊の一つとして高雄山寺を創建されました。天長元年(八二四)には、高雄山寺と、清麻呂公が国家安泰を祈願するために河内に建てられた神願寺とを合併して、「神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)」と改められました。
(引用:神護寺リーフレット)


 リーフレットにはなかったですが、この神護国祚真言寺が短くなって神護寺になったと考えられます。

神護寺の開祖は護王神社でも採り上げた和気清麻呂公です。

高雄と言うとやはり紅葉。

時期的にシーズンは終わってしまっていますが、秋には多くの観光客が訪れます。

私は、混雑するシーズンを避けて参拝することが多いですが……。






山の中にあるので、なかなかに道は険しいですが、自然豊かな景観を楽しむことができる参道です。




また、神護寺で有名なのが……




かわらけ投げ です。

かわらけ投げとは……




この素晴らしい渓谷、錦雲渓へ向かって……




この厄除と書かれた皿に願いを込めて、フリスビーのように投げることを言います。

日本には、本厄・前厄・後厄、その年には何かしら怪我や病気に注意するというような「厄」に纏わる風習、考えがありますね。

昔は遊びだったようです。(参考→Wikipedia)

かわらけ投げができる寺院や観光地は日本全国にいくつかあると聞いたことがありますが、ここ神護寺が発祥の地とのことでした。(この皿を買った売店の方によると)

神護寺へ参拝したのは9月下旬でしたが、不確かではありますが、売店でこのかわらけ投げ用の皿が2枚1組で100円?くらいだったと思います。


 ではでは、神護寺の英語表記に触れてみます。










道すがらにある案内看板を採り上げました。

高山寺は”こうさんじ”なのか”こうざんじ”なのか、濁音の有無で英語表記が異なっている例がありましたが、神護寺の場合はそれは一切ありませんでした。

まあ、神護寺を”しんごじ”や”じんこじ”と呼ぶのは少々無理がありますかね。




リーフレットはJingoji Temple となっていました。


では、書籍の英語表記を採り上げます。


①:Jingo-ji
(槇野 修著 『対訳 寺社を歩けば京都がわかる』 2010年)

②:Jingo-ji
(ジョン・モリス英文翻訳 『楽しく歩ける!楽々わかる!英語対訳で旅する京都』
 2014年)

あくまで私の持ってる書籍の中で、ではですが、そもそも神護寺を採り上げている書籍が少なかったです。

名前はよく知られてるかと思っていましたが、数ある神社仏閣の中から厳選するとなると……ということなのでしょうか。

ちなみに……



Google Ngram Viewerでは Jingoji という英語表記がメジャーだという結果でした。

語尾にTempleを付ける英語表記方法は、現状書籍における英語表記方法としてはメジャーとは言い難いのかもしれません。


今回は神護寺を採り上げました。

紅葉で有名な高雄は、京都市中心部から少し離れてはいますが、自然豊かで、清水寺や八坂神社など中心部の神社仏閣とはまた違った雰囲気を醸し出しています。

中心部の賑わいから少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございます。




-Good English, Good Japan-
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