2週間ほど期間が空いてしまいました。
失礼致しましたm(_ _)m
今回は……
大きな鳥居が特徴の 平安神宮 です。
道の真ん中にドーンとそびえる巨大な鳥居が平安神宮の入り口です。(写真では大きさが伝わらないかもしれませんが……。)
鳥居をくぐって真っ直ぐ進むと見えてくる、これまた大きな応天門(写真3枚目、重要文化財)も平安神宮の特徴です。
鮮やかな朱色が目を惹きますね。
応天門をくぐると正面に見える大きな建物が大極殿(写真4枚目、重要文化財)です。
ではでは、平安神宮の歴史に触れておきたいと思います。
平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建されました。
当時、京都の衰退ぶりは目を覆うものがありました。幕末の戦乱で市街地は荒廃し、明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与えました。
その状況下で京都を救ったのは、京都復興への市民の「情熱」と全国の人々の京都に対する「思い入れ」でした。数々の復興事業を展開し、教育、文化、産業、生活などすべての面において新しい京都が模索され、同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれたのです。
これらの熱意と一連の町おこし事業が見事に結実して、平安神宮が創建されました。
千年以上も栄え続けた雅やかな京都を後世に伝えるために、京都復興にかけた多くの人々の遺志を後世に伝えるために、四海平安の祈りを込めて創建されたのです。
その後、皇紀2600年にあたる昭和15年には、市民の懇意によって平安京有終の天皇、第121代孝明天皇のご神霊が合わせ祀られ、「日本文化のふるさと京都」のおや神様として広く崇敬を集めることとなりました。
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失礼致しましたm(_ _)m
今回は……
大きな鳥居が特徴の 平安神宮 です。
道の真ん中にドーンとそびえる巨大な鳥居が平安神宮の入り口です。(写真では大きさが伝わらないかもしれませんが……。)
鳥居をくぐって真っ直ぐ進むと見えてくる、これまた大きな応天門(写真3枚目、重要文化財)も平安神宮の特徴です。
鮮やかな朱色が目を惹きますね。
応天門をくぐると正面に見える大きな建物が大極殿(写真4枚目、重要文化財)です。
ではでは、平安神宮の歴史に触れておきたいと思います。
平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に遷都のおや神様である第50代桓武天皇をご祭神として創建されました。
当時、京都の衰退ぶりは目を覆うものがありました。幕末の戦乱で市街地は荒廃し、明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことは人々の心に大きな打撃を与えました。
その状況下で京都を救ったのは、京都復興への市民の「情熱」と全国の人々の京都に対する「思い入れ」でした。数々の復興事業を展開し、教育、文化、産業、生活などすべての面において新しい京都が模索され、同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれたのです。
これらの熱意と一連の町おこし事業が見事に結実して、平安神宮が創建されました。
千年以上も栄え続けた雅やかな京都を後世に伝えるために、京都復興にかけた多くの人々の遺志を後世に伝えるために、四海平安の祈りを込めて創建されたのです。
その後、皇紀2600年にあたる昭和15年には、市民の懇意によって平安京有終の天皇、第121代孝明天皇のご神霊が合わせ祀られ、「日本文化のふるさと京都」のおや神様として広く崇敬を集めることとなりました。
(引用:平安神宮ホームページ)
平安京遷都を行った桓武天皇と、平安京最後の天皇であり、明治天皇の父である孝明天皇が祭神として祀られています。
京都には様々な神社がありますが、その中では平安神宮は比較的新しい、歴史の浅い神社だと言えるかもしれません。
ただ、ここ平安神宮は確かに神宮、つまりは神社ではありますが、上記にもあるように、ここの存在価値というのは、かつて日本の都として栄えた京都、平安京の華やかさを後世に伝えることにあります。
自分で話を振っておいてアレですが、歴史が浅いから~なんて話は無粋ですね。
ではでは、平安神宮の英語表記を見ていきましょう。
平安神宮では、リフレットのようなものは見つからず、代わりに上のような簡易的なガイドマップが配布されていました。
ちなみに裏は……
このように、平安神宮の由緒、歴史が載っています。(真ん中に大きな折り目がありますがご容赦を)
このガイドマップでは、Heian Jingu Shrine となっていました。
「平安神宮という神社」という意の英語表記ですので、英語話者の方にもわかりやすい英語表記かと思います。
では、次は書籍です。
①:Heian Shrine
平安神宮の英語表記を5冊分採り上げました。
色々コメントする前に、次はウェブサイトにおける英語表記です。
⑥:Heian Shrine
計10個の英語表記を採り上げましたが、Heian Shrine という表記がけっこう見受けられます。
伏見稲荷大社の記事でも触れているのですが、外国人観光客にとって、○○神社とXX大社と△△神宮の違いを英語表記で示すことは然程重要ではない と考えられます。
Heian Shrine という表記がその証拠と考えられますね。
別に神宮だからといって、「大社」を「Grand Shrine」と英訳するように、特別修飾するような言葉を付加する必要はないかと思います。
ところで、神宮とは……
伊勢神宮に代表される神宮号は7世紀まで遡る古いもので、由緒が皇室神話に関わるごく少数が神宮と名乗ることを許された。明治時代には、単に「神宮」といえば伊勢神宮を指した。明治天皇を祀る明治神宮が創建されると、他の天皇を祀る神社も順次神宮に昇格した。こうして、歴史上の人物を祀る神社で、天皇を祀るものを神宮、皇族を祀るものを宮、功臣等を祀るものは神社とされた。
ただ、祭神の種類が違うから社号も違う、この事実を一体どれだけの日本人が知っているでしょうか。
また、この事実は外国人観光客にとって必須のことでしょうか。
では、案内標識、看板はどうでしょうか。
怒涛の六連投!!
全て違う種類の標識・看板ですが、ハイフンの有無を除けば Heian jingu か Heian jingu Shrine か Heian Shrine ですね。
この他の英語表記は少々難しそうですね……。
ところで皆さんお気付きでしょうか……
2枚目の看板の写真では、Chion-in となっていますが……。
ただ、ここ平安神宮は確かに神宮、つまりは神社ではありますが、上記にもあるように、ここの存在価値というのは、かつて日本の都として栄えた京都、平安京の華やかさを後世に伝えることにあります。
自分で話を振っておいてアレですが、歴史が浅いから~なんて話は無粋ですね。
ではでは、平安神宮の英語表記を見ていきましょう。
平安神宮では、リフレットのようなものは見つからず、代わりに上のような簡易的なガイドマップが配布されていました。
ちなみに裏は……
このように、平安神宮の由緒、歴史が載っています。(真ん中に大きな折り目がありますがご容赦を)
このガイドマップでは、Heian Jingu Shrine となっていました。
「平安神宮という神社」という意の英語表記ですので、英語話者の方にもわかりやすい英語表記かと思います。
では、次は書籍です。
①:Heian Shrine
(広瀬 直子著 『1分間英語で京都を案内する』 2014年)
②:HEIAN SHRINE
(ジョン・ハワード・ロフタス翻訳 『英文 日本絵とき事典5 MUST-SEE IN KYOTO』
2009年)
③:Heian Jingu
(ジョン・モリス英文翻訳 『楽しく歩ける!楽々わかる!英語対訳で旅する京都』
2014年)
④:Heian-jingu
(槇野 修著 『対訳 寺社を歩けば京都がわかる』 2010年)
⑤:Heian Jingu Shrine
(ディビッド・A・セイン英文作成 『京都を英語で言ってみる』 2008年)
平安神宮の英語表記を5冊分採り上げました。
色々コメントする前に、次はウェブサイトにおける英語表記です。
⑥:Heian Shrine
⑦:Heian-jingu Shrine
⑧:Heian-jingu Shrine
⑨:Heian-jingu
⑩:Heian Shrine
計10個の英語表記を採り上げましたが、Heian Shrine という表記がけっこう見受けられます。
伏見稲荷大社の記事でも触れているのですが、外国人観光客にとって、○○神社とXX大社と△△神宮の違いを英語表記で示すことは然程重要ではない と考えられます。
Heian Shrine という表記がその証拠と考えられますね。
別に神宮だからといって、「大社」を「Grand Shrine」と英訳するように、特別修飾するような言葉を付加する必要はないかと思います。
ところで、神宮とは……
伊勢神宮に代表される神宮号は7世紀まで遡る古いもので、由緒が皇室神話に関わるごく少数が神宮と名乗ることを許された。明治時代には、単に「神宮」といえば伊勢神宮を指した。明治天皇を祀る明治神宮が創建されると、他の天皇を祀る神社も順次神宮に昇格した。こうして、歴史上の人物を祀る神社で、天皇を祀るものを神宮、皇族を祀るものを宮、功臣等を祀るものは神社とされた。
(引用:神社Wikipedia→社号欄)
いわゆる天皇を祭神として祀るものを神宮と呼ぶそうです。
ただ、祭神の種類が違うから社号も違う、この事実を一体どれだけの日本人が知っているでしょうか。
また、この事実は外国人観光客にとって必須のことでしょうか。
では、案内標識、看板はどうでしょうか。
怒涛の六連投!!
全て違う種類の標識・看板ですが、ハイフンの有無を除けば Heian jingu か Heian jingu Shrine か Heian Shrine ですね。
この他の英語表記は少々難しそうですね……。
ところで皆さんお気付きでしょうか……
知恩院の読みが「ちおいん(Chioin)」てなってる。
次の記事の題材はこれで決まりましたね。(笑)
2枚目の看板の写真では、Chion-in となっていますが……。
しかし、スペルミスという訳ではないみたいで、知恩院の読み方は「ちおんいん(Chionin)」なのですが、京都、つまり地元の人は短く「ちおいん(Chioin)」と呼ぶことがあるそうです……検証の必要有りですね。
話が逸れました……。
神宮は厳密に言えば、○○神社とは異なるが、その違いは一目で識別するには難しく、大きなカテゴリーの shrine を使うことで無用な混乱を避けることができる。
と、まとめたいと思います。
英語の単語に「神宮」「大社」など、一つ一つの社号につき各々英単語があればいいのですが……。
Heian-jingu Shrine has a very big red Torii Gate.
This shrine represents a part of the ancient capital of Kyoto(Heian-kyo).
This shrine was made in 1895 to celebrate that 1,100 years had passed since the capital was transferred to Kyoto, Heian-kyo.
The word "jingu" in Heian-jingu means the shrine which has a relationship to the imperial family.
In the case of Heian-jingu, two enshrined deities are the Japanese emperors(Ten'no).
First, Emperor Kammu is the 50th emperor and he transferred the capital from Nara(Heijo-kyo) to Kyoto(Heian-kyo).
Next, Emperor Komei is the 121th emperor and he was the last emperor which has lived in Heian-kyo.
Moreover, Heian-jingu Shrine has the beautiful garden(Shin'en).
This garden was also made in 1895 and the word "Shin'en" means the garden of shrines.
Although admission of this garden is 600 yen, you should take a walk in this garden, especially spring, the cherry blossom season.
Please check "Heian-jingu Shrine Garden".
では、本日の記事はここまでとしたいと思います。
おそらく、次のトピックは知恩院にするかと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
This shrine represents a part of the ancient capital of Kyoto(Heian-kyo).
This shrine was made in 1895 to celebrate that 1,100 years had passed since the capital was transferred to Kyoto, Heian-kyo.
The word "jingu" in Heian-jingu means the shrine which has a relationship to the imperial family.
In the case of Heian-jingu, two enshrined deities are the Japanese emperors(Ten'no).
First, Emperor Kammu is the 50th emperor and he transferred the capital from Nara(Heijo-kyo) to Kyoto(Heian-kyo).
Next, Emperor Komei is the 121th emperor and he was the last emperor which has lived in Heian-kyo.
Moreover, Heian-jingu Shrine has the beautiful garden(Shin'en).
This garden was also made in 1895 and the word "Shin'en" means the garden of shrines.
Although admission of this garden is 600 yen, you should take a walk in this garden, especially spring, the cherry blossom season.
Please check "Heian-jingu Shrine Garden".
では、本日の記事はここまでとしたいと思います。
おそらく、次のトピックは知恩院にするかと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
-Good English, Good Japan-
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