2019/08/08

御香宮神社の英訳 -京都府-

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Kyo-Boyです。ご無沙汰しております。

前記事は単なる生存報告でしたが、今回はちゃんと寺社仏閣をご紹介したいと思います。

かなり前に参拝した場所(2017年2月)ではございますが、ご容赦をm(_ _)m

と、いうことで今回採り上げますのは……





京都市伏見区にございます 御香宮神社 です。
まずは、この”御香宮”という名前ですが、これをどう読むかが今回の記事での大きなポイントです。

では、まずはこの神社の由緒から……

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ、ごこうぐうじんじゃ)は京都市伏見区にある神社である。式内社で、旧社格は府社。通称御香宮、御幸宮。伏見地区の産土神である。
神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀る。神功皇后の神話における伝承から、安産の神として信仰を集める。
また社務所内に小堀遠州が伏見奉行所内に作ったとされる庭園が移設されている。
(引用:wikipedia)

創建年は不詳。日本第一安産守護之大神として広く崇められている、神功皇后を主祭神として仲哀天皇応神天皇他六柱の神を祭る。 初めは、『御諸神社』と称したが、約1150年前の平安時代貞観四年(八六二)九月九日に、この境内から「香」の良い水が涌き出たので、 清和天皇よりその奇端によって、『御香宮』の名を賜った。豊臣秀吉は天正十八年(一五九〇)、願文と太刀(重要文化財)を献じてその成功を祈り、 やがて伏見築城に際して、城内に鬼門除けの神として勧請し社領三百石を献じた。その後、徳川家康は慶長十年(一六〇五)に元の地に本殿を造営し社領三百石を献じた。 慶応四年(一八六八)正月、伏見鳥羽の戦には伏見奉行所に幕軍が據り、当社は官軍(薩摩藩)の屯所となったが幸いにして戦火は免れた。 十月の神幸祭は、伏見九郷の総鎮守の祭礼とされ、古来『伏見祭』と称せられ今も洛南随一の大祭として聞こえている。


読み方は”ごこうのみや”、”ごこうぐう”でした。

京都の寺社仏閣の名前でよくある正式名称と通称とが分かれているパターンです。

例えば、鹿苑寺(正式名称)と金閣寺(通称)、慈照寺(正式名称)と銀閣寺(通称)、教王護国寺(正式名称)と東寺(通称)のパターン……とは異なるのがお分かりいただけるかと思います。
(ご参考になれば幸いです→金閣寺の記事銀閣寺の記事東寺の記事)


この御香宮神社は、高山寺を"こうさんじ(正式名称)"と読むのか"こうざんじ(通称)"と読むのか、松尾大社を"まつのおたいしゃ(正式名称)"と読むのか"まつおたいしゃ(通称)"と読むのか……同字で異なる読み方が存在しているパターンですね。
(ご参考になれば幸いですPart2→高山寺の記事松尾大社の記事)


正式名称は"ごこうのみや"、通称が"ごこうぐう"です。

こうやってブログを書かせていただいていると、正式名称と通称が異なっている寺社仏閣が非常に多いことに気付かされます。

それだけ、民衆と寺社仏閣とが密接に関わっていたということかもしれませんね。

ちなみに、私の母の実家が伏見稲荷大社のすぐ傍で、御香宮神社は伏見稲荷大社から電車で2駅と、わりと近いところにあるのですが、私、母親共に"ごこうぐう"としか呼んだことがありませんでした。

ここの御香宮神社は安産祈願の神社として、小さい頃より母親から聞いていました。

こちらで祀られている神功皇后様は身重でありながらも船に乗り海外遠征をしたという話も残っています。

この逸話を基に、京都を代表するお祭りである祇園祭の山鉾の一つである船鉾は作られたと言われています。

ちなみに、船鉾の粽は安産にご利益があります……祇園祭はもう終わっちゃいましたけどね。


ではでは、英語表記みていきたいのですが、ここ御香宮神社を採り上げている書籍やWEBサイトがあまりにも少なかったです……。

ということで、今回は案内看板と道路標識を採り上げます。






3枚目が見づらいかと思いますが、Gokonomiya-jinja Shrine と表記されています。

案内看板は"ごこうのみや"、道路標識は"ごこうぐう"でした。

道路標識は歩行者よりも車のドライバーさんが見るものなので、短く認識しやすい言葉を表記した……のかは分からないですが^^;

Gokonomiya-jinja Shrine is located in Fushimi area, Kyoto city.
This shrine is known to bring pregnant women good luck.
If you visit here, it is useful to take the JR Line.


それでは、久し振りの更新でした。

何とか、余裕を作って過去訪れた寺社仏閣を紹介していければ、と思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。



-Good English, Good Japan-
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